投稿をお考えの方へ

編集後記より

 Googleは学問の急速なコモディティ化をもたらしました.知の共有までの時間も,その寿命も,格段に短くなっています.その中で,速報性におとる論文という形態の意義は何でしょうか.一つは,そのソースの信頼性にあります.最近は生物系の論文も査読前にデポジットされます.当初は,数学などのように議論がネット上でも進むかと期待されましたがそうはなっていません.これは真理がある学問と,多様な解答が存在する学問との相違ではないでしょうか.本誌は,その論文を複数の査読者が熟読し評価します.まず,その熟考の時間が異なります.キュレーションされた情報源の重要性としての意味があります.一方,鮮度も重要です.臨床神経学は,この難しい問題に取り組み,2019年から査読期間を短縮しました.本年の投稿数は,昨年並みの104件.最初の査読期間は,2018年の16.4日から,2021年には9.2日になっています.査読していただいた先生方に,この場をお借りして御礼申し上げます.  次に,大きいのは,時間を超えた議論の場を提供するという点です.急速に導入されたオンラインの疑似リアル空間化は,学問の物理的障壁を拡張しました.またAI 翻訳技術は,言語の壁すら無くそうとしています.しかし,まだ時間を超えて議論することは出来ません.論文は,これを解決します.その議論に加わるためには,検索可能性が重要です.臨床神経学は,Google Scholarでも検索可能です.学会と,J-STAGEでオンライン公開しています.今期は597万件のアクセスがありました.一方,J-STAGEのアクセスはあまり伸びていません.J-STAGEのQRコードを示しましたので,アクセスしてみて下さい.ここでは,全文検索も可能です.2020年の6号から全文HTML化していますので,スクロールで読めますし,語句をすぐにネットで検索する事も出来ます.J-STAGEのページをGoogle翻訳で先方の母国語に翻訳し,中東の医師に伝えることもできます.外国のレジデントが,あなたの臨床神経の報告にたどり着いて,誰かの治療に役立てる可能性もあります.あなたの10年前の論文を読んで,コンタクトをとってくる医師もいるかもしれません.時空を超えた,知の交換の場として,是非,臨床神経学に,あなたの経験をデポジットして下さい.

(小野寺理)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間500万件以上(2019年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月から早期公開を開始しています。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(2019年度の初投稿原稿の平均査読日数は8日間)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。