投稿をお考えの方へ

編集後記より

 私はこれまで主に脳卒中,自律神経,頭痛について臨床および研究を行ってきた.脳卒中領域では,臨床から得たヒントを基に動物における脳虚血の実験を行い,その病態生理の解明及びその知見に基づく治療法の開発などを手掛けてきた.しかし,動物実験で有効であった脳虚血に対する新薬は,ヒトではほとんどがその有効性を見いだせなかった.ヒトの脳と動物の脳との違いを痛感したものである.
 一方,自律神経,頭痛の分野の研究は,ほとんどが患者さんの同意のもとで行われた臨床研究である.例えば片頭痛におけるCGRPの関与に関する研究などが挙げられるが,これは新たな治療法の開発につながっている.ヒトにおける研究は,直接患者さんの治療に直結することが多いと感じている.しかしながら近年施行された臨床研究法のため,今後我が国の臨床研究がかなり厳しい制約のもとに行われざるを得ない状況となることが予想され,臨床研究の衰退が危惧される.
 編集委員に就任して以来,臨床神経学に投稿された素晴らしい論文の数々を査読する機会をいただいている.その中で最近投稿された論文の中に,一例の症例報告ではあるが,十年以上に及ぶ詳細な臨床観察を基に新しい知見を紹介したものがあった.数号後に掲載される予定である.臨床研究はたとえ一例であっても詳細に検討を続けることによって世界的に新しい知見が得られることが示されており,我々臨床医として学ぶべきことが多いと感じた.臨床神経学は,貴重な症例報告も数多く掲載される雑誌であるので,今後も神経学会会員の皆様におかれましては積極的に投稿されることを望みます.

(荒木 信夫)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間310万件以上(2017年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月から早期公開を開始しています。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(2017年度の初投稿原稿の平均査読日数は15日)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。