投稿をお考えの方へ

編集後記より

 この編集後記を書いているのが2 月の終わりですが,現在,新型コロナウイルスによる感染症が猛威を振るっており,今後の見通しが全く立たない状況です.今年に入ってからニュースで取り上げられはじめたこの感染症ですが,今では世界を揺るがすほどになっています.そんな中,新型コロナウイルス感染症COVID-19 に関してPubMed で検索すると,すでに100 件以上の論文が掲載されているようです.その中には,The Lancet Infectious Diseases に掲載されている中国からの報告があります.81 例の新型コロナウイルス肺炎患者の胸部CT 所見を検討し,その特徴などを報告しているものです.インターネットの普及で,情報があっという間に世界に発信される昨今,どの情報が正しく,どの情報がフェイクなのか,判断が難しくなっています.そんな中で,Lancet という権威ある雑誌が,迅速にこの疾患に関する情報発信する意義は非常に大きいと思います.この編集後記が掲載される4 月には,COVID-19感染症が落ちついていることを願っておりますが,現時点では,患者数が増え続けており,一般の医療機関でもその対応が迫られる状況で,この疾患に関する情報を的確に,しかも出来るだけ迅速に提供することは,医学雑誌にも求められる一つの重要な使命かもしれません.
 ところで,「臨床神経学」の位置づけはどうでしょうか?今回のCOVID-19 感染症は脳神経内科に関連する症状を呈することは少ないため,本誌が深く関わる可能性は高くないと思います.ただ,今後,脳神経内科疾患に関連する疾患が非常に流行し,的確な情報が早く求められている状況になった時に,素早く対応をとれるかは,日本神経学会の機関誌として重要な課題かもしれません.その際,本誌は日本人のみを対象としての雑誌と考えられがちですが,最近はそうとも言えない状況です.というのは,本誌はPubMedに英語抄録が掲載されており,日本以外,特に欧米からの論文のダウンロード数が増えています.おそらく,英語のabstract を見て興味深いと考えて,全文をダウンロードし,図や表を確認し(こちらは英語表記となっていますので),場合によっては翻訳ソフトを使って,概要を理解している場合もあると思われます.「臨床神経学」に掲載される論文は日本人だけではなく,世界の読者に読んでもらえる可能性があります.臨床的な視点から,これは!と気づいた論文を,是非世界に向けて発信しましょう.投稿をお待ちしています.

(鈴木 匡子)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間310万件以上(2017年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月から早期公開を開始しています。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(2017年度の初投稿原稿の平均査読日数は15日)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。