投稿をお考えの方へ

編集後記より

 新年明けましておめでとうございます.「臨床神経学」の読者の皆様には,新たな希望を胸に新春を迎えられたことと存じます.
 「臨床神経学」は本年2020年に60巻を迎えました.学術大会も昨年の大阪大会が第60回でしたので,時をほぼ同じくして臨床神経学も還暦を迎えるわけです.ただ,細かく見ると,学術大会は2019年が60回ですが,臨床神経学は2020年が60巻で1年ずれています.学会誌が1年遅れて始まったのかな?と調べてみました.このような調査も2018年に臨床神経学過去論文の全PDF化がなったのですぐに完遂できるようになったことは最近の大きな進歩です.そうすると臨床神経学の第1巻第1号が1960年の10月に発刊され,1961年中までの5号が1巻とされたためにずれが生じたことがわかりました.学術大会の方は同じ1960年4月に第1回日本臨床神経学会が開かれていますので,両者のスタートは同一年だったのです.記念すべき創刊号の巻頭は勝沼精蔵先生の「『臨床神経学』の発刊にあたりて」という文章で,神経学が独自の学問として走り出した時代の熱気が伝わってきます.60年を経た今,神経学も,神経学会も,そして学会誌も新たなスタートを切らないといけないと身の引き締まる想いです.60巻の巻頭には葛原 樹先生の「日本神經學會創立(1902)から116年―歴史に学び教訓を未来に活かす」という,まさに時宜を得た総説が掲載されましたので皆様是非ご覧になって下さい.
 本誌がオープンアクセス可能な完全電子ジャーナルとしてスタートして既に5年が経過しました.アクセス数は年々増加しており,2018年11月〜2019年10月は5,685,431件で,昨年度の4,869,923件からさらに増えました.2019年度の新規投稿数は11月末の時点で92編と昨年同時点より9編増加,採択判定までの平均所要日数は57.3日と昨年より約12日短縮しました.近年レベルの高い論文は英文でという志向があるのは当然で,かつ,神経学会としては英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceの発展を目指すことも重要課題です.そのような状況では臨床神経学の若干の投稿数減少も仕方ないかと思っていましたが,逆に増加傾向に転じたことは嬉しい誤算です.若者の論文執筆の練習の場として大いに活用されていることがひとつ,またPubMedに収載され続けていることが,翻訳ソフトの発達による言語の壁の低減も相俟って利点と認識されてきたことももうひとつの理由かと思われます.2018年末より始めた総説の掲載も順調に進行しており,学会誌へのアクセスをさらに押し上げる要因となることが期待されます.次の60年に向けての新たなスタートを切ることができたのではないかと感じています.

(園生 雅弘)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間310万件以上(2017年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月から早期公開を開始しています。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(2017年度の初投稿原稿の平均査読日数は15日)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。