投稿をお考えの方へ

編集後記より

 本誌の編集委員に平成25年に就任して5年が経ち5回目の編集後記を記させて頂きます.昨年も一部記しましたように,本誌および医学ジャーナルを取り巻く状況も大きく変わってきました.
 1)本誌が電子ジャーナル化して,内容を読んだり俯瞰する機会が圧倒的に便利になったと思います.一般通常の週刊誌,月刊誌,ひいては現代日本文化の担い手の一つである漫画雑誌も電子版が盛んで,近い将来紙媒体は非常に限られた範囲になることが容易に予想されます.本誌が電子ジャーナル化したことで,図表はカラー化が容易で,ページ数に関するコストも紙媒体と比較して問題にならなくなりました.
 2)続々と新しい電子ジャーナルが創刊されています.歴史のある国際的に有名な雑誌が,症例報告ジャーナルや,教育に特化した電子ジャーナルを創刊しています.また掲載料を支払いe-pubまでが極めて迅速な電子ジャーナルも人気です.
 3)このような莫大な情報の中から真に役に立つ情報を見つけ出すサービスも同時に発展してきました.例えば,膨大な情報に重みをつけて読者に提供するサービスが盛んとなり,アメリカ神経学会(AAN)の学会誌のNeurologyから重要な論文を選抜して日本語訳して提供する紙媒体の日本語版,神経内科学及び神経科学の国際的トップジャーナルから重要な論文を選択してその抄録の日本語訳を掲載提供する紙媒体のサービス,さらにAANはNewspaper形式で,Neurologyに限らずトップジャーナルに開催された重要な論文をインタビュー記事も交えて簡潔に分かり易く紹介するNeurology Todayがまさに新聞形式の紙媒体で郵送されてきます.あるいは,Google Scholar Alertに登録すると,自身が必要とするkey wordsにマッチする最新の論文をalert mailで定期的に電子配信してくれるので,大変役に立ちます.
 4)一方では,原著論文が他の論文からの無断引用,盗用ではないかを検索するソフトも発達して,similarity indexとして,ある論文の記載内容と他の論文との一致性を検索して提示することができ,国際誌のeditorial officeでは投稿論文のscreeningとして多用されています.
 上記のような極めて情報過多の現代では,粗製乱造ではなく,真に価値ある情報を原著論文,症例報告,あるいは良質の総説論文として世の中に発信していく,発信し続けることは大変な労力を要します.また論文の結果あるいは臨床所見の中には,どんなに考えてもどんなに文献を検索しても,科学的に合理的に説明できない事実も有ります.その際には,説明可能な内容と困難な内容を明確に区別して論文化して,問題点も同時に明示することが将来の発展の重要な布石となります.例え小さな一歩と思える所見が,実は他の専門家から見れば重要な所見と評価されることが時にあります.読者の皆様の日頃の臨床経験から臨床研究,基礎研究にいたるまで,何か情報共有することが肝要であると思われることがあれば,是非内容と論点を整理して世の中に広く問うてみてください.必ず現在の読者から,あるいは近い将来に未来の読者から,著者の先生の主張,考え,疑問に呼応する論文が現れてきたり,連絡がe-mailで届いたりします.世界は実に広くて狭いものです.今後も本誌が先生方にこのようなお手伝いが継続してできるように発展することを切に願い,そのためには読者の皆様からの投稿をお願いいたします.

(池田 昭夫)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間310万件以上(2017年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月から早期公開を開始しています。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(2017年度の初投稿原稿の平均査読日数は15日)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。