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編集後記より
本年度から編集幹事を担当させていただいております,筑波大学脳神経内科の斉木臣二です.初めて編集後記を執筆させていただきます.現在の脳神経内科医を志す若手にとっての「臨床神経学」の位置づけは分かりませんので,個人的意見を述べさせていただきます.
私が初期研修医を開始した1999年には,本誌に症例報告を発表することは「脳神経内科医」としての一歩を踏み出すという大きな意味があったように思います.当時京都大学消化器内科教授でおられた千葉勉先生のメッセージ「初期研修医2年間の間に英文論文を発表した者は,以降の医師・医学研究者としての伸びが大きい」という偶然目にした一文に衝撃を受け,きちんと論文を書くことを,学生時代に決意したように記憶しています.初期臨床研究では指導者に恵まれ,研修医1年目,2年目に症例報告,短報を1つずつ「臨床神経学」に,他誌に1つ英文症例報告を書きました.採択までの査読者との遣り取りは,神経学的所見を厳密に記載する「緊張感のある訓練の場」を与えていただけたように思います(もちろん,地方会での発表にも相応の品質は求められますが,レベルが異なります).
最近2〜3年間のAIによる病歴聴取能力,共感性,推論能力の発展は瞠目のレベルを超え(Nature 642:442-450,2025),この職業を継続する自信が揺らぐほどです.日常言語をインターフェースとして利用可能な生成系AIは,患者さんの知識レベルも大きく向上させており,我々へのプレッシャーも日増しに大きくなっています.脳神経内科医に今なお期待されるのは,「正確な一次データ」取得能力であり,フィジカルな要素以外は剥落していくのかもしれません.しかし,厳密な神経学用語を用いながら,質の高い一次データを記述する能力は,今しばらくは我々の手の中にあり,従って,若手会員の皆様には本誌への投稿でこれを培っていただければと願う次第です.
(斉木 臣二)
投稿者へのアピールポイント
日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして
- ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
- ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間320万件以上(2025年集計)のアクセスがあります。
- ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
- ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
- ★2015年5月J-STAGEにてから早期公開を開始しています。
- ★2022年5月から著作権の面でもオープンアクセスとなり、掲載された図表は学術目的であれば、申請せずに他紙や学会発表で転載利用できるようになりました。
若手医師の登竜門として
- ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
- ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
- ★査読が迅速です(昨年度の初投稿原稿の平均査読日数は10日間)
症例報告が多く掲載されています
- ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
- ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
- ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。
その他
- ★英文投稿も受け付けています。






