投稿をお考えの方へ

編集後記より

 マイクロソフト社の生成AIによるチャットサービスであるCopilotに「臨床神経学に日本語で症例報告を投稿するメリットは何ですか?」と質問してみたら,一瞬にして次のような答えが返ってきました.以下に原文のままコピー&ペーストしますと,
 『臨床神経学に日本語で症例報告を投稿するメリットは,以下のような点があります.−日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして,多くの読者や引用者に症例の新規知見や臨床的意義を伝えることができます.−査読は教育的で建設的に行われ,若手医師の論文執筆のスキルを向上させることができます.−日々の診療に直接役立つ,日本語での症例報告を多く掲載しています.図と表を最大6個も掲載できるので,多くの情報を共有できます.カラー代も無料です.− Letters to the Editorを通して,発表された症例を討議することができます.他の研究者や臨床医との交流やフィードバックを得ることができます.−英文投稿も受け付けています.英文誌への投稿にも役立つ投稿システムを採用しています.以上のように,臨床神経学に日本語で症例報告を投稿することは,日本の神経内科学の発展に貢献するとともに,自身の研究能力やキャリアの向上にも有益です.ぜひ,挑戦してみてください.』
 さらに,このCopilotの答えをDeepLで英訳して,Grammarlyで校正すると立派な英文が返ってきます.凄い時代になってきました.
 私が思うに臨床神経学に症例報告を書くことの最大の意義は,知識の共有・蓄積です.文学や芸術ではありませんので,シンプルで誰にでも同じように理解できるものほど良いと思います.私のように文章を書くのが苦手であったとしても,インターネットを駆使してAIに認識され英訳もできるような平易な文章を書くのは難しくない時代になってきました.日本語による表現が上手にできるかどうかにかかわらず,とりあえず語彙(医学用語)を正確に使用し,簡潔で論理的に見える文章が書ければ良いのです.我々の周りにはありとあらゆる情報が溢れています.また,日本語の使い方に厳しかった過去とは違って,(個人的には)気軽に日本語で症例報告を書ける時代になっていると思います.些細なことでも構いません.新規性があれば,症例報告が苦手な人でも投稿をトライしてみてください.脳神経内科が好きな人には,きっと光が見えてくるに違いありません.

(辻野 彰)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間470万件以上(2022年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月J-STAGEにてから早期公開を開始しています。
  • ★2022年5月から著作権の面でもオープンアクセスとなり、掲載された図表は学術目的であれば、申請せずに他紙や学会発表で転載利用できるようになりました。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(昨年度の初投稿原稿の平均査読日数は10日間)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。