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編集後記より
2025年のノーベル化学賞を受賞された京都大学の北川進先生が好きな言葉に「幸運は準備された心にのみ宿る」があると報道で知りました.おこがましいのですが,私も以前からこの言葉を大切にしております.これは,ルイ・パスツール先生が,電磁気を発見したエルステッド先生の功績に対して残したコメントであり,原語ではLe hasard nefavorise que les esprits préparés. であったと伝えられています.直訳すると「偶然というのは準備された精神のみを好む」といった感じになりますが,普段から学び観察眼を養ってこそ,偶然訪れるかもしれない大発見をものにできるということです.これは,日頃から鍛錬を怠らないバッターが絶好球を確実にホームランにするようなもので,並大抵の努力では到達しない境地だと思います.子供の時に,下村湖人の「次郎物語」を読みましたが,その中に巨匠ミケランジェロが路傍の大理石を見て,「この中にいる天使を彫りださなければいけない」と言って鑿を振るい続けたというエピソードが紹介されていました.これも凡人であれば思いつかない発想で,優れた眼力や技術があって初めてなせる業だと思います.症例報告などもこれに似たところがあるのではないでしょうか? 個々の症例に重要なサインがあっても,観察眼や知識や診察技術を持ち合わせていないと見過ごされてしまうでしょう.もし読者の先生方がそのような「大理石」を見出した場合には,是非とも原稿にまとめて本誌に投稿して頂きたいと思います.
(柴田 護)
投稿者へのアピールポイント
日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして
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若手医師の登竜門として
- ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
- ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
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