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編集後記より
ハラスメントや働き方「改革」,色々言われる時代になりました.一言で言いますとややこしい訳ですが,久々に編集後記の依頼を頂き,良いことに気づいてしまいました.編集後記は独り言(?)ですから,何を言ってもよいのでは,と.
今回の独り言は,若い先生方,是非とも学会,勉強会に行きましょう,ということです.コロナ禍の中様々な制限とともに育ってきた若い先生方は,忙しい日々の中,オンライン聴講の方がお好きなのかなと何となく感じてしまうのですが(そうでない方,すみません),現地に行くことで,場の熱い雰囲気を感じ,他の先生方の学問や診療への熱意に圧倒され,わからないことがあれば個人的に質問することもでき,オンラインでは得られない貴重な経験を得ることができます.何気なく聞いた講演にいたく心を揺さぶられることも多々あります.ポスター会場で通りすがりのご高名な先生に質問をしたり,是非ともお会いしたい先生の出待ちをしたりしたこともあります(その節はいきなりすみませんでした).場合によっては,先輩の先生方の診療や学問以外の会話を聞かせていただくことも勉強になります.
学会は上の先生に誘われなければ行っていけない訳ではありません.行けば必ず喜んでくれるものです.神経学会学術大会や地方会はもちろん,神経内科医として少し力を入れたい診療分野の勉強,身近に得意な先生がおらず勉強しづらい分野の勉強をするために,専門分野に特化した学会もよいと思います.
3年か5年くらい学会に通っていますと,どういうことが最先端で何が大きな問題として残されているのか,そういったことがわかってきます.そういう思いと共に論文を読んだり大学院に入ったりすれば,得るものはおそらく大きくなるでしょう.また各地の文化に触れ,日本や世界の各地で頑張っている同世代の先生方と知り合いになり視野を広げることも大切な側面です.
できたら,行くだけではなく何か演題を出してみましょう.指導医の先生に,学会に行ってみたいです,と声をかければ,色々教えてくださるはずです.最後に,昔から演題を発表して終わりではありません,と言われています.できることなら,論文として投稿し,記録として残し,多くの先生方の目に触れるようになれば完璧です.という訳で,論文の投稿もお待ちしております.
(石浦浩之)
投稿者へのアピールポイント
日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして
- ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
- ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間450万件以上(2023年集計)のアクセスがあります。
- ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
- ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
- ★2015年5月J-STAGEにてから早期公開を開始しています。
- ★2022年5月から著作権の面でもオープンアクセスとなり、掲載された図表は学術目的であれば、申請せずに他紙や学会発表で転載利用できるようになりました。
若手医師の登竜門として
- ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
- ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
- ★査読が迅速です(昨年度の初投稿原稿の平均査読日数は10日間)
症例報告が多く掲載されています
- ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
- ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
- ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。
その他
- ★英文投稿も受け付けています。