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第55回日本神経学会学術大会
会長:吉良 潤一
(九州大学大学院医学研究院神経内科学 教授) |
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このたび、第55回日本神経学会学術大会を2014年(平成26年)5月21日(水)から5月24日(土)まで福岡国際会議場・福岡サンパレス・福岡国際センターにて開催することとなりました。伝統ある本学会の学術大会長を務めさせていただくことを大変光栄に存じております。
日本神経学会は脳・神経・筋障害の原因や病態の解明、治療法や予防法の開発を通じて、神経疾患の患者さんの治療や福祉に資することを目指しています。神経学に相当する英語はNeurologyですが、臨床の診療科としては、神経内科になります。
日本で最初に設立された神経内科は、九州大学神経内科であります。1963年に九州大学医学部附属脳神経病研究施設内科部門として、初めて独立した神経内科が我が国でも創設されました。欧米に遅れること約60年でした。その初代教授である黒岩義五郎先生が、Neurologyを神経内科と初めて和訳されました。ここから我が国における神経内科の歴史がスタートしました。神経内科という訳語は、今日、日本ばかりでなく台湾や中国など漢字文化圏で広く使われるに至っています。
日本で最初に神経内科を設立された黒岩先生の第一のモットーは、Keep Pioneeringでした。まさに我が国の神経内科のパイオニアとしての志を体現する言葉であります。私たちはその神経内科設立の志を受け継ぎ、さらに飛躍させることが期待されていると信じます。そこで、第55回学術大会のメインテーマは、この「Keep Pioneering」としました。日本語で「神経内科創設の志の継承と飛躍」との副題を付けています。本学術大会では、神経内科創設の原点に立ち返って、その志を新たに胸に刻み込むとともに、さらなる飛躍を目指したいと願っています。
九州はアジアに近いことから、アジアの神経内科医の皆さんにも多く参加していただくことを望んでいます。このため、アジアの国々の神経内科とのtelemedicineやinternational hands-onなどの新しい取り組みを企画しています。International sessionを設け、海外の研究者との学術的な交流が図れるよう計画しています。
第55回学術大会では、日本神経学会教育委員会と共同で、学会期間中は連日教育セミナーを実施します。幅広いテーマを取り上げ、日常臨床に役立つコツから最先端の神経科学のエッセンスまで学ぶことができます。生涯教育セミナー、ハンズオン、メディカルスタッフ教育セミナーは、開業しておられる先生方やコメディカルの方が参加しやすいよう全て土曜日(5月24日)に行います。
また、学術大会会期中と終了翌日の日曜日は、福岡ブレインフェアとして一般市民向けの展示と市民公開講座を企画しています。九州の神経内科の歴史が一目でわかるコーナーも準備する予定です。
福岡市での本学会開催は20年ぶりであります。九州での開催は10年ぶりとなります。そこで、第55回学術大会では、学術委員会の中に九州部会を設け、九州・沖縄の神経内科のリーダーに部会に入っていただき、九州らしいイベントを企画することにいたしました。
本学術大会ホームページの写真のデザインは、博多織をもとにしています。博多湾に押し寄せる荒波をモチーフにした福岡国際会議場メインホールの緞帳の博多織の図案に地球儀の東アジアを重ねています。ポスターの基調となるオレンジ色は、九州らしい温かさを表しています。現在の福岡はアジアの玄関口としてますます発展しています。日本からアジア、そして世界へと本学会の力強い発展をイメージしています。福岡での日本神経学会学術大会が皆さまのご協力で大いに盛り上がり、有意義なものとなりますよう、多数のご参加を心よりお待ちしております。 |
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《 大会事務局 》 |
九州大学大学院医学研究院神経内科学 |
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《 運営事務局 》 |
株式会社コングレ九州支社内 |
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〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
TEL:092-642-5340 FAX:092-642-5352 |
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〒810-0001 福岡市中央区天神1-9-17-11F
TEL: 092-716-7116 FAX: 092-716-7143
E-mail:neuro55@congre.co.jp |
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