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学会主催セミナー

生涯教育セミナー

第15回生涯教育セミナー「レクチャー」および「Hands-on」について(ご案内)

 第59回日本神経学会学術大会(佐々木秀直 大会長、ロイトン札幌/さっぽろ芸術文化の館/札幌市教育文化会館)に連動して、第15回生涯教育セミナーの「レクチャー」ならびに「Hands-on」を下記のとおりに開催いたします。

 今回で15回目を迎える日本神経学会生涯教育セミナーは、例年のように学術大会初日の5月23日(水)ならびに第4日目の26日(土)の2日間での開催といたしました。

 「Hands-on」においては、例年のプログラムを見直し、新たなコースも含め7分野で、日常臨床に役立つ、より実践的な参加型プログラムを準備しています。また、「レクチャー」では神経内科診療で不可欠の5つのトピックスについて、各分野のエキスパートの先生方にお話していただきます。

 本セミナーは、実践的な実技コースとレクチャーにより、神経内科専門医に対する生涯教育のより一層の充実を図ることを目的としています。専門医をめざす方や一般会員の皆様にも広く御参加いただき、日常の神経内科診療に役立てていただければと思っています。

 多数の御参加をお待ちしております。

日本神経学会教育委員長
楠 進

第15回生涯教育セミナー「Hands-on」プログラム

日時:
2018年5月23日(水)  9:50~11:50  Hands-on 1、2
2018年5月26日(土) 15:00~17:00  Hands-on 3、4、5 、6、7
会費:
6,000円(Hands-on4は3,000円)
専門医クレジット2点(Hands-on4は1点)
■5月23日(水)9:50~11:50
Hands-on1「高次脳機能検査」(9:50~11:50)
会場:
第3会場(さっぽろ芸術文化の館 3F「蓬莱の間」)
定員:
40名
講師:
河村 満 先生(昭和大学病院附属東病院 院長)
石原 健司 先生(旭神経内科リハビリテーション病院)
遠藤 邦幸 先生(名古屋大学神経内科)
近藤 正樹 先生(京都府立医科大学神経内科)
二村 明徳 先生(昭和大学神経内科学部門)
対象:
初学者レベル
到達目標:
高次脳機能障害の典型的な症候をとらえることができる。

主な内容
日常臨床で遭遇する機会の多い失語、失行、失認について、典型的な症候を提示し、病巣との関係を理解する。
基本的神経心理学的検査法(テスト)を理解し、その結果を解釈できる。ハンズオンセミナー的な内容にする。

共催:
日本神経心理学会
Hands-on2「実地に沿ったパーキンソン病診療のノウハウ:エキスパートはどう診療するのか?」
(9:50~11:50)
会場:
第7会場 (ロイトン札幌 1F「キャッスル」)
定員:
40名
講師:
服部 信孝 先生(順天堂大学医学部神経学講座 教授)
武田 篤 先生(仙台西多賀病院 院長)
馬場 徹 先生(仙台西多賀病院)
波田野 卓 先生(順天堂大学医学部付属順天堂医院脳神経内科)
対象:
初学者レベルから専門医レベルまで
到達目標:
具体的な症例から早期パーキンソン病の治療及び進行期治療が出来る。

主な内容
エキスパートお二人(西田先生と武田先生)と服部先生が中心となり、パーキンソン病の具体的な症例を提示してどう治療すべきかインタラクティブな議論を通じて治療のノウハウを学ぶことを目的とする。

共催:
Movement Disorder Society, Japan
■5月26日(土)15:00~17:00
Hands-on3「神経筋電気診断」(15:00~17:00)
会場:
第2会場 (さっぽろ芸術文化の館 3F「端雪の間」)
定員:
42名
講師:
小森 哲夫 先生 (国立病院機構箱根病院 院長)
実習講師:
山内 理香 先生(砂川市立病院 神経内科)
山本 大輔 先生(札幌医科大学病院 神経内科)
津田 笑子 先生(札幌しらかば台病院 神経内科)
鈴木 千恵子 先生(青森県立中央病院 神経内科)
阿部 達哉 先生(箱根病院 神経内科)
木田 耕太 先生(都立神経病院 脳神経内科)
中村 友紀 先生(鹿児島大学病院 神経内科・老年病学)
対象:
初学者レベル
到達目標:
神経筋電気診断に必要な基本的検査手技を体験し診断の道筋を知る。

主な内容
神経伝導検査の方法と診断意義を理解したのち、少人数ごとに実習講師の指導で神経伝導検査を正確に施行する事を学ぶ。
実習: ①正中神経・尺骨神経・脛骨神経・腓腹神経・撓骨神経・腓骨神経などから実習希望神経を選択して実施、②手根管症候群の診断(第2虫様筋-第1掌側骨間筋の遠位潜時比較、ring-finger法など)、③誘発波形の解釈など、実習講師が柔軟に対応する。

後援:
日本臨床神経生理学会
共催:
日本光電工業株式会社
Hands-on4「超音波(頸動脈エコー)」(一部15:00~16:00、二部16:00~17:00)
※一部と二部は同じ内容です。
会場:
第4会場(さっぽろ芸術文化の館3F「黎明の間」)
定員:
第一部 25名、第二部 25名
講師:
井口 保之 先生(東京慈恵会医科大学神経内科)
実習講師:
濱口 浩敏 先生(北播磨総合医療センター神経内科)
河野 浩之 先生(杏林大学医学部附属病院脳卒中医学教室)
永野 恵子 先生(大阪医療センター脳卒中内科)
寺澤 由佳 先生(東京慈恵会医科大学神経内科)
三村 秀毅 先生(東京慈恵会医科大学神経内科)
竹川 英宏 先生(獨協医科大学神経内科)
対象:
脳卒中診療や動脈硬化の判定に興味のある、医師、技師、看護師
到達目標:
頸動脈、椎骨動脈の描出と計測が一人でできるようになること。

主な内容
被験者の頸部にプローベをあて、実際に総頸動脈、内頸動脈、外頸動脈、椎骨動脈の描出と鑑別、内中膜厚、血管内径、血流速度の計測を講師の指導のもと実施する。

共催:
日本脳神経超音波学会
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
キャノンメディカルシステムズ株式会社
株式会社 日立製作所
Hands-on5「ボツリヌス毒素療法」(15:00~17:00)
会場:
第8会場(ロイトン札幌 2F 「エンプレスホール」)
定員:
50名
講師:
目崎 高広 先生(榊原白鳳病院 神経内科)
村瀬 永子 先生(国立病院機構 奈良医療センター 脳神経内科)
対象:
ボツリヌス治療を始めてみようと考えている医師、始めてみたが自信が持てないという医師
到達目標:
自信を持って眼瞼攣縮・片側顔面攣縮・攣縮性斜頸・痙縮治療が始められる。

主な内容
ボツリヌス毒素製剤の基礎知識と取り扱い上の注意点、眼瞼攣縮・片側顔面攣縮・攣縮性斜頸・痙縮に対する注射の実際(用法・用量・施注筋の選択、筋電図や超音波を用いたガイドの手技)。

共催:
Movement Disorder Society, Japan
京西テクノス株式会社
グラクソ・スミスクライン株式会社
日本光電工業株式会社
株式会社富士フイルムソノサイト・ジャパン
Hands-on6「血管内治療」(15:00~17:00)
会場:
第9会場(ロイトン札幌 2F 「リージェント・ホール」)
定員:
40名
講師:
木村 和美 先生(日本医科大学 神経内科 教授)
山上 宏 先生(国立循環器病研究センター脳卒中集中治療科)
実習講師:
鈴木 健太郎 先生(日本医科大学 神経内科)
神谷 雄己 先生(昭和大学江東豊洲病院脳神経内科)
天野 達雄 先生(杏林大学医学部付属病院脳卒中科)
片野 雄大 先生(NTT東日本関東病院 脳血管内科)
齊藤 智成 先生(東京都立多摩総合医療センター神経・脳血管内科)
高山 洋平 先生(秋山脳神経外科病院神経内科)
木村 浩晃 先生(脳血管研究所美原記念病院神経内科)
作田 健一 先生(東京慈恵会医科大学神経内科)
対象:
初学者レベル
本ハンズオンは血栓回収療法に興味はあるが見たこともない方から、数回見たことはあるが、まだ1人では行ったことがない初級者までを対象とする。
到達目標:
脳梗塞急性期に行われる血栓回収療法の方法と各血栓回収デバイスの原理を説明できるようになる。

主な内容
本ハンズオンは、ミニレクチャーの後、多くの時間を実技に費やし、実際にカテーテルに触れて頂くことを主眼に置き構成している。実技は2つのセッションから構成され、1つは実際に各血栓回収デバイスに触れ、構造や原理を理解して頂くことを目的としている。もう1つは『EVE』と呼ばれる血管モデルを用いて、カテーテルを頭蓋内に誘導し、血栓回収を行って頂き、その中で一連の流れを学んで頂く。各ブースでは実際に臨床で血栓回収を行っている医師が解説を行い、教科書にない活きた情報を伝えることが可能と思われる。

共催:
日本脳神経血管内治療学会
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
日本ストライカー株式会社
日本メドトロニック株式会社
株式会社メディコスヒラタ
Hands-on7「脳波」(15:00~17:00)
会場:
第10会場(ロイトン札幌 2F「ハイネス・ホール」)ほか
定員:
110名
講師:
池田 昭夫 先生(京都大学 てんかん・運動異常生理学講座 教授)
飛松 省三 先生(九州大学 臨床神経生理学 教授)
実習講師:
木下 真幸子 先生(宇多野病院神経内科)
重藤 寛史 先生(福岡山王病院脳神経機能センター、てんかん・睡眠センター)
寺田 清人 先生(静岡てんかん・神経医療センター)
松本 理器 先生(京都大学大学院医学研究科臨床神経学(神経内科))
対象:
初学者レベル~一部標準レベル
到達目標:
判読の要点を学び、実際に典型的な異常脳波の判読過程を体験して理解する。

主な内容
最初の20分で判読の要点を全体講義し、その後、6グループにわかれ、1)正常脳波と正常亜型、2)脳死、高度の意識障害、3)てんかん1(全般てんかん)、4)てんかん2(部分てんかん)、5)急性脳症/脳炎、意識障害、6)局所脳病変、に関して、 各グループの担当講師が実際のデジタル脳波記録を再生して、実際の判読の要領を示す。

後援:
日本臨床神経生理学会
共催:
日本光電工業株式会社

お申込方法

オンライン事前参加登録よりお申込ください。
当日登録(学会会期中)は残席がある場合のみ行います。

注意事項

  • 「Hands-on」へのご参加は、医師免許を有する日本神経学会会員に限らせていただきます。 学生会員は受講できませんのでご注意ください。
  • メディカルスタッフ教育セミナーのみご参加の方は、「Hands-on」の受講はできませんのでご注意ください。
  • 「Hands-on」の受講には学術大会への参加が必須となります。
  • 23日(水)ならびに26日(土)のセミナー両方にご登録・ご受講いただけます。
  • Hands-on4は1時間のコースとなりますが、同日の他のコースとの重複参加はできません。
  • 当日のご参加につきましては、セミナー開始20分を過ぎますとクレジットが登録されませんので、ご注意ください。

なお、Hands-onセミナーについてはテキストの当日販売は行いません。Handson-1~7へ事前参加登録をされた方は、事前に送付されるテキストダウンロード用URLよりご自身でダウンロード、印刷の上ご持参ください。 当日登録の方は、当日会場で配布されるテキストダウンロード用URLより後日ダウンロードの上ご確認ください。

テキストについて

テキストは印刷物ではなくpdfファイルダウンロードでのご提供となります。
テキストのダウンロード方法などは、事前登録された方にメールにてご案内いたしますのでご確認下さい。セミナー当日は、ご自分で印刷したテキストを忘れずにお持ち下さい。

当日テキストの販売は行いません。
必要な方は必ずテキストを印刷の上、ご持参ください。
ダウンロード期間: 2018年6月26日(火)まで