投稿をお考えの方へ

編集後記より

 編集委員として平成25年5月以降4回目の編集後記を記させて頂きます.約4年間の本誌の編集委員としての業務をやりながら,医学ジャーナルの役割とそれを取り巻く状況が変わってきていると感じる点がいくつかあります.
1)2016年のインパクトファクター(Impact Factor,IF)が6月に公表されました.臨床神経科学系の雑誌をみても,ほとんどの雑誌は,IFが毎年右肩上がりに上昇しています.IFは,対象の雑誌が過去2年間に掲載した論文が翌年に引用された延べ回数を,対象の雑誌が過去2年間に掲載した論文数で除した数値です.ですから,毎年e-journal, web journalなど発表の場が次々とおおきくなると引用機会が上がりますので,自ずとIFは増加することが容易に想像されます.さらに各journalが症例報告の掲載を削って引用回数が多くなる良質の総説を掲載することで,分母は減り分子が増加するということになり,IFは高くなることが容易に想像されます.IFはjournalの雑誌の評価の一つではあるでしょうが,今後はおそらく評価の指標が評価目的に応じて個別化したものが出てくることが容易に想像されます.
2)症例報告は,臨床医それぞれの個人の臨床経験には限界がありますので,他人の臨床経験の実証データを通して追体験して学ぶことができる症例報告およびそのまとめの臨床研究は,個人にとってもその学会にとっても貴重な財産となります.本誌はこの点から日本の臨床神経学の知的基盤構造を支え続けていく原動力と思います.今後も本誌に投稿することおよび本誌を読むことが,今まで以上に会員に利することになる様に良い伝統が継続できることを期待します.
3)本誌が電子ジャーナル化して,圧倒的に検索機能が改善しました.また動画なども資料として閲覧可能となりました.場合によっては外来からも簡便に検索ができ,患者さんへの説明にも利用でき,information technology(IT)の活用は大きな進歩です.
4)医療と臨床医学は人類の知恵の結集として健康と生命の発展に寄与する最も重要な実学であり実証科学であり,ITの発展を積極的に取り入れながら今後も発展していくことが期待されますが,それ以上に発信される情報の質の担保が最も重要です.論文作成者,査読者,編集者いずれも今まで以上にその責任は大変大きくなっています.「悪貨が良貨を駆逐する」ことがないように,良貨を一所懸命作り現在と未来に残していけるように努力して,またその方策作りも今後重要と考えます.
 今後も本誌が益々活発な切磋琢磨と報告の場となりますように,多くの投稿がありますようにお願いいたします.

(池田 昭夫)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間100万件以上(2014年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月から早期公開を開始しています。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(2014年度の初投稿原稿の平均査読日数は16日)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大8個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。