投稿をお考えの方へ

編集後記より

 光陰矢の如し.2013年6月1日より日本神経学会編集委員会第10期委員長として第9期委員長の故中野今治先生から業務を引き継ぎ,4年の任期が終了しようとしています.これを機会に編集委員会のこの4年間を振り返ってみたいと思います.編集委員会の主たる業務は学会機関誌「臨床神経学」の編集と発刊です.機関誌「臨床神経学」の発行は日本神経学会の主たる事業の一つであります.しかし,これまで長期にわたり学会運営においてその印刷費と発送費などの出版にかかる経費が増大し,財務上の懸案にもなっておりました.この解決策として機関誌の完全電子ジャーナル化が以前より検討されてきましたが,印刷体の併行存続の是非などの課題山積で,なかなか実現されずにおりました.しかし,遂に2015年1月発行の55巻1号から,それを実現することができました.これにつきましては,当時の代表理事水澤英洋先生と理事会のご理解のみならず,読者である一般会員の皆さまの大きな支持とご協力の賜物と考えております.実際,臨床神経学刊行費は,2013年度決算では一般会計事業費におけるその26%を占めていましたが,2015年度には6%にまで著減しました.
 電子化のメリットは,学会財政への貢献のみではありません.電子化により検索機能が優れたものとなり「臨床神経学」の活用法も数段進歩したものになるというメリットが生まれました.さらに,学会員限定という枠を排除して,新たなオープンアクセスジャーナルとしましたので,従前以上にアクセス数が増え,本誌の論文が多くの方々に読まれることになり,本誌掲載論文が被引用論文として有利な状況になりました.電子化出発当時には,印刷刷子体がなくなってしまったことに一抹の哀愁を禁じえませんでしたが,時代の大きな流れとニーズに即応した結果であったということがいえるでしょう.投稿数は2013年度以降,残念ながら著しい増加はみられておりませんが,オンラインジャーナルアクセス数は,2013年度が1,069,244件であったのが年々増加し,2016年度には2,541,056件に達しています.さらに,新たに導入したシステムとしては,採択論文の電子版のWeb上での早期公開が実現したことが挙げられます.早期公開システムによりPubMedおよびMedlineへの論文情報の掲載も採択後きわめて短時間で実現しております.「臨床神経学」Rinsho Sinkeigaku(ClinicalNeurology: Clin Neurol)は,さらに国際的な一流誌に近づいたといえるのではないでしょうか.
 しかし,今後の課題も残されていといわざるを得ません.投稿数の伸び悩みも大きな課題ですが,引用されることの多い「総説」の投稿数が少ないことも今後の課題です.是非,先生方のご専門の領域の「総説」を積極的にご投稿いただきたいと思います.「臨床神経学」がさらに充実成長し,今後もわが国の神経学の発展の礎となり続けるべく,編集委員会の一層の努力を期待します.

(鈴木則宏)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間100万件以上(2014年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月から早期公開を開始しています。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(2014年度の初投稿原稿の平均査読日数は16日)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大8個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。