編集委員

編集委員会委員長の挨拶

編集委員

 2017年度(平成29年度)より学会機関誌である臨床神経学の編集委員会が刷新され、このたび園生が編集委員長を拝命いたしました。新編集委員会委員のメンバーは本ページ下段に示した方々で、多彩な神経疾患の各領域をカバーできる専門家の方々に委員としてご参加いただきました。女性お二方にご就任いただいたことも、神経学会の男女共同参画に貢献できることと考えています。編集委員会初代委員長、椿 忠雄先生から数えて11代目の編集委員長であると知りまして、伝統ある重要な役職を引継ぐことに身震いする思いです。力不足ではありますが、臨床神経学の充実と発展に全力を尽くす所存です。
 前編集委員長の鈴木則宏先生ご在任の4年間は、今年の57巻5号の臨床神経学編集後記に詳しく書かれてありますように、当誌にとって大きな節目でありました。完全電子ジャーナル化が実現し、学会財政への負担が軽減したばかりでなく、検索機能の充実、オンラインアクセス数の飛躍的増大、早期公開による採択後きわめて短時間でのPubMedへの掲載など、すべてはmodern journalへと大きく飛躍した出来事と長く記憶されることでしょう。このように舵を切った鈴木委員長のみならず、それをご理解、推進いただいた、理事会、そして一般会員の皆様の、まさにご英断と感謝いたします。
 臨床神経学はPubMedに掲載されているという大きな利点を有しています。かつて日本語の論文は世界の目に触れないために、priorityがあるのに世界では無視されるという悔しい事例が多々ありました。PubMed検索ができ英文抄録を含む全文が容易に入手できる臨床神経学ではその心配は要りません。翻訳ソフトの急速な発達は今後さらにそれを後押しするでしょう。従来、臨床神経学は論文を書いた経験の少ない若者の教育的目的で使われることが多かったですが、それは今や間違いなく世界にダイレクトに繋がっているのです。一方、個人情報保護や研究倫理は昨今日増しに厳密さを求められるようになって来ており、世界にリアルタイムで繋がることはその点の責任も大きくなることでもあります。
 このような種々の新情勢に対応して、これからの4年間、臨床神経学をどのような形でさらに前に進めて行くか、新委員会メンバーでしっかり考えて行きたいと思っております。学会員の皆様の叱咤激励とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

(園生 雅弘)

編集委員

編集委員長
園生 雅弘
編集副委員長
高尾 昌樹
編集委員
荒木 信夫、飯塚 高浩、池田 昭夫、亀井 聡、鈴木 匡子、坪井 義夫、西野 一三、星野 晴彦
幹事
小野寺 理、新野 正明、三澤 園子