レカネマブ(製品名:レケンビ)の最適使用推進ガイドライン等の公表について
会員各位
平素よりお世話になっております。
12月13日に行われました中央社会保険医療協議会(中医協)において、アルツハイマー病治療薬レカネマブ(レケンビ(R))の保険収載(12月20日付)が承認され、本薬使用に関する最適使用推進ガイドラインの内容が下記サイトに掲載されましたので、ご報告いたします。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00231.html
この中で、処方資格専門医の1つとして日本神経学会専門医が挙げられ(他には日本精神神経学会・日本老年医学会・日本脳神経外科学会専門医)、初回投与施設の条件としてこれら専門医が常勤医師として複数在籍すること、などが記載されておりますので、お目通し頂ければ幸いです。
【最適使用推進ガイドラインについて】
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001178607.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001178097.pdf
なお、投与資格要件の1つとして「日本認知症学会又は日本老年精神医学会の実施するアルツハイマー病の病態、診断、本剤の投与対象患者及び治療に関する研修の受講」が義務づけられております。こちらは、先月奈良で行われました日本認知症学会学術集会時に初回が実施されており、本学会の会員も多数受講されておりますが、こちらの録画に基づく追加のオンデマンド講習が準備中と日本認知症学会より聞いておりますので、その受講方法については近日中に改めてご周知申し上げます。
敬具
日本神経学会
代表理事 西山和利
認知症対策特別委員会委員長 岩坪 威
認知症セクションチーフ 山田 正仁