2018年~2020年専攻医研修開始者向け実施概要【新制度移行期】
2025年度(第51回)日本神経学会神経内科専門医試験実施概要
2025年度(第51回)日本神経学会神経内科専門医試験を下記のとおり行いますので、お知らせ致します。
2017年以前研修開始者【旧制度】、2018年~2020年研修開始者【新制度移行期】、2022年以降専門研修(2021年以降内科研修)開始者【新制度】で、提出物等に違いがありますので気を付けてください。
こちらのページは2018年~2020年専攻医研修開始者向け【新制度移行期】です。
なお、2018年~2020年研修開始の受験者については、新制度への移行期との扱いから、経験症例数半減(45症例以上)・症例要約提出数減(10症例)となっておりますので、ご確認願います。
また、第5回内科専門医試験(2025年5月実施)と神経内科専門医試験の同年度受験を予定している方も、下記4の、受験希望申出およびオンライン受験申請・郵送書類の受付に関して、それぞれの期間内で神経内科専門医試験受験申し込みが必要です。(内科専門医の合否結果により、受験可否を決定)
オンライン受験申請後に一部郵送提出して頂く書類がありますのでご注意ください。
第1次筆記試験(必修問題100題、一般・症例問題100題)
1 日時
2025年10月4日(土曜日)、10:30~15:10
2 場所
都市センターホテル(日本都市センター会館) 東京都千代田区平河町2-4-1
3 受験資格
2025年度 第51回 は以下のとおり。
1)2018年以降、神経内科専門研修プログラム整備基準に基づく研修を開始した者
2)日本国の医師免許証を有する者
3)受験時に初期研修を含む臨床研修期間を6年以上有するもので、かつ本学会正会員歴を3年以上有する者
4)日本内科学会「内科専門医」であること※1
5)上記 3)の臨床研修期間について、本学会が認定する教育施設・准教育施設・教育関連施設においての神経内科研修が、次の(i)~(ⅲ)のいずれかを満たす者。
なお、2021年1月31日以降、特別連携施設での研修も認められています(上限1年)。
-
- (ⅰ)教育施設で3年以上※2
-
(ⅱ)教育施設2年以上かつ3年未満の場合、下記のいずれか。
a. 教育施設、准教育施設で合計3年※2
b. 教育施設、准教育施設、教育関連施設および特別連携施設で合計4年。
ただし、特別連携施設での研修算定期間は1年を上限とする。 -
(ⅲ)教育施設2年未満の場合
教育施設、准教育施設で合計4年(准教育施設のみで合計4年も可)
※1内科専門医試験との同年度受験の場合は、神経内科専門医受験申請時に内科専門医であることは問わない。(合否結果待ちの状況で申請可能)
※2内科研修との混合タイプを選択した場合、内科研修を含めて4年以上の研修実績が必要。
研修期間を算定する場合は、一週の勤務実態は4日(32時間)以上を原則とする。
なお研修期間として認定する勤務実態は、研修に必要な内容を伴うものでなければならない。
教育施設での非常勤勤務による研修期間は、下記に従って算定し研修期間として認定できる。
認定する研修期間は神経内科研修の最後に所属した施設の研修施設指導管理責任者(指導医)が証明書(書式・様式は自由)を提出し、その証明書を専門医認定委員会(以下「委員会」という。)が審査して認定する。研修期間は1年を超えないものとする。- (1)週3日(24時間)の勤務実態があれば、その期間の3/4を研修期間と認定
- (2)週2日(16時間)の勤務実態があれば、その期間の1/2を研修期間と認定
- (3)週1日 (8時間)の勤務実態があれば、その期間の1/4を研修期間と認定
6か月以内の疾病や出産・育児等のやむを得ない研修期間の休止(休職)については、研修期間として認定できる。
これらのいずれにも該当しない場合は、委員会で書類審査を行い、受験の可否を決定します。
また、外国での臨床研修についても、委員会で書類審査を行い、受験の可否を決定しますので、該当する受験者は申し出てください。
4 受験希望申出期間ならびにオンライン受験申請・郵送書類受付期間
① 受験希望申出(手引きDL)期間:2025年4月14日(月曜日)~5月26日(月曜日)
MyWeb→ 専門医・指導医 → 資格情報確認・申請の画面から行ってください
一度希望申出された申請区分(旧制度か移行期か新制度か)の変更はできませんので、不明点がありましたら希望申出前に事務局までお尋ねください。
② オンライン受験申請・郵送書類の受付期間:2025年6月1日(日曜日)~6月23日(月曜日)
下記6の(4)症例要件の症例数集計リスト、(6)症例要約10例については、オリジナル書類をオンライン受験申請でアップロードした後、郵送提出(消印有効)も必要となります。
郵送提出書類の提出部数
- 下記6(4):
- 自署・捺印をしたオリジナル1枚、その白黒コピー4枚の合計5枚。
- 下記6(6):
-
10例を1部としまとめ、自署および指導医サイン済みのオリジナル1部とその自署およびサイン済みの症例要約の白黒コピー4部の合計5部。
ホチキス留めはしない、クリアファイルには入れないでください。(付箋での区切りは可)
必ず両面印刷してください。(オリジナルは片面印刷でもかまいません)
郵送提出書類の提出先
「書留郵便」を利用してお送りください。(消印有効)(レターパックプラスの利用可)
- 提出先:
-
〒113-0034 東京都文京区湯島2-31-21 一丸ビル2階
日本神経学会事務局「第51回神経内科専門医試験「新制度移行期」受験申請」係
5 第1次筆記試験受験料
30,000円
お振り込みについては、オンライン受験申請(申請ボタンを押下)後に案内が表示されます。
6 オンライン申請に必要な提出書類(6種類)
- (1)医師免許証の写し
- (2)顔写真
-
(3)研修修了証明書【新制度移行期】
(以下の事項を指導管理責任者から証明を受ける必要があります。様式は、上記のリンクからダウンロード可能です。)- ① 認定施設で所定の期間研修を行ったこと。
- ② 研修カリキュラムの知識・技術要件に関して、指定項目80%を履修したこと。
- ③ 研修カリキュラムの症例要件に定められた9疾患群から各1疾患を含め、計45症例以上(うち外来症例は20%まで)を経験したこと。
- ④ 学会・研究会または論文での筆頭発表 2件あること。
- ⑤ 各研修施設、学会などが主催する講習会受講していること。
- ⑥ 医師としての適格性を有することを証明する360度評価を受けたこと。
- (4)上記③を証明する書類(症例登録システムから出力し、自署・捺印したもの㊟)※3
-
(5)上記④を証明する書類
抄録の場合は、学会名(大会名・研究会名)・題名・筆頭者名(ご自身の氏名)に、論文要旨(abstract)の場合は、題名・筆頭著者名(ご自身の氏名)に蛍光ペン等で印を付けてください。
なお、筆頭発表が明らかにわかる証拠書類(プログラム等)がある場合は抄録不要です。
- (6)症例要約10例※4
㊟症例登録システムは新専門医制度に準拠したシステムのため、登録数によっては、「合計」と「入院」部分について「〇〇例不足」等のアラート表示が出ますが、移行期の専攻医はその表示は気にせず、新専門医制度の条件の半数以上が登録されていれば問題ない、との理解にて書類を提出してください(「合計」部分は45例以下の不足、「入院」部分は36例以下の不足であれば許容)。
※3症例要件の症例数集計リスト
症例登録システム(症例集計画面の左上にある「集計リストPDF出力」)から打ち出し、自署・捺印したものがオリジナルとなります。なお、初期研修中の経験症例は認められません。
※4症例要約10例(書き方見本【新制度移行期】・書式テンプレートDL(ID・PW必要))
●使用用紙:1症例につきA4サイズで2ページ。
●使用活字:MSP明朝で11ポイント、1行文字数40字程度、2,500字前後。
●症例内容:
神経内科専門医研修カリキュラムの症例要件に定められている、16群に分類した疾患カテゴリーから10群に属する疾患について各1症例、計10症例の要約を作成すること。なお、初期研修中の経験症例は認められません。
●スタイル:
最初に「症例のポイント」、「臨床診断」を、次いで主訴、既往症、家族歴、現病歴、一般身体所見、神経学的所見、所見のまとめ、診断に関する考察、主な検査所見、経過、考察の順に記載すること。現病歴での年・月はX年Y月ではなく具体的に記載し、日の特定は避けてください。最後に文字数を記載、及び指導医のサインをもらってください。
●症例要約は査読を行い、査読者が不可と判定した場合には、修正の上再提出を求めます。
採点結果は、第2次面接試験の際に資料として用いられます。
●誤字、脱字、漢字の変換ミス、あるいはコピーペーストが不適切な要約が目立ちますので、提出前に必ず点検してください。
7 第1次筆記試験案内
8月下旬を目途に、筆記試験受験決定者へメール通知(受験番号通知)致します。MyWebからの「受験票DL」が利用可能となります。
8 第1次筆記試験合否結果
試験終了後10日以内にMyWeb内にて通知します。
第1次筆記試験問題概要
後に記すような問題が必修問題100題、一般問題・長文の症例問題を合わせて100題の合計200題が出題されます。解答形式は必修問題はAタイプのみ、一般・症例問題はAタイプとX2タイプのいずれかです。
例1)上腕外側上部領域の表在感覚を支配する脊髄髄節はどれか(Aタイプ)。
a)C4b)C5
c)C6
d)C7
e)C8
例2)正中神経の支配筋の機能はどれか。2つ選べ(X2タイプ)。
a)母指を小指と対立させる
b)母指を示指に押し付ける
c)母指を背側に伸展させる
d)母指を掌面に垂直に立たせる
e)母指を掌面に平行に外転させる
第2次面接試験(口頭・実技試験)
1 日時
2025年11月9日(日曜日)、面接試験時間は受験者個別にメール通知。
2 場所
都市センターホテル(日本都市センター会館) 東京都千代田区平河町2-4-1
3 第2次面接試験の受験申請・受験料
第1次筆記試験合格者のMyWeb画面から、受験申請(第2次面接試験受験料20,000円のお支払い)が可能となります。
お振り込み確認完了次第、第2次試験用の「受験票DL」が利用可能となります。
4 第2次面接試験の時間と結果通知
個別面接試験時間は、10月下旬を目途にMyWebに登録されているメールアドレス宛てに配信、合否は、試験終了後2週間以内にMyWeb内にて通知致します。
5 専門医登録料
新制度移行期対象の先生方の専門医登録料は不要と致します。
初回の認定更新時(約5年後)に、日本専門医機構認定の神経内科専門医(機構専門医)へ移行となりますが、その際に、認定料(11,000円税込)を専門医機構にお支払い頂きます。
6 専門医資格(認定期間)の証明
合格者氏名は臨床神経学ならびにホームページに公示し、「日本神経学会認定証」を後日(2026年2月目途)宅急便にて発送します。
ただし、「日本神経学会認定証」には認定期間の記載がありませんので、認定期間の証明については、MyWebの資格情報画面にてご確認頂くか、証明書PDFを発行致しますので、必要時に事務局までご連絡をお願い致します。
第2次面接試験概要
第2次面接試験はA組、B組の2種類あり、それぞれ時間は20分で、面接員は2名です。
A組では、神経内科の診察実技が主体になりますので、必ず自分の診察道具(眼底鏡、ペンライト、舌圧子、打腱器、感覚検査用具一式など日常使用しているもの)を持参してください。また、B組では、神経学に関する知識を、経験症例に基づいて試問しますので、症例要約10例のコピーを必ず持参してください。
第2次面接試験のみ受験(第1次筆記試験免除)となる方
2024年度第50回、2023年度第49回、2022年度第48回で、第1次筆記試験は合格、第2次面接試験が不合格となった方で「内科専門医」を取得している方・専門研修修了後5年以内の方が対象となります。その期間内で3回まで第1次筆記試験が免除されます。
(新制度での受験者は、専門研修修了から原則5年間が神経内科専門医試験受験の有資格者であるため、それまでに第2次面接試験まで合格する必要があります)
受験申請においては、研修修了証明書(2018~2020年専攻医研修開始者向け)および学会・研究会または論文での筆頭発表 2件の書類提出は免除されます。
対象者は、4月14日(月)より、MyWeb→ 専門医・指導医→ 資格情報確認・申請 画面より手引きの確認・ダウンロードが可能となります。その後、6月1日(日)~6月23日(月)のオンライン申請・郵送書類の受付期間で、受験申請および郵送書類の提出を行ってください。
第2次面接試験の個別面接試験時間は10月下旬を目途にメール配信致します。