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お知らせ

抗補体製剤使用時の髄膜炎菌感染症対応に関する情報提供

日本神経学会会員 各位

2017年12月に、抗補体(C5)モノクローナル抗体製剤 ソリリス®(一般名:エクリズマブ)が「全身型重症筋無力症(免疫グロブリン大量静注療法又は血液浄化療法による症状の管理が困難な場合に限る)」の効能・効果について追加承認されました。その際、同薬剤使用において髄膜炎菌感染症の発症リスクが高まることが懸念され、本邦においても、同薬剤の使用中に髄膜炎菌感染症でお亡くなりになるという痛ましい事故が報告されました。これを受け、日本血液学会診療委員会、日本PNH研究会(代表理事:金倉 譲 大阪大学教授)が中心となり、日本腎臓学会および日本小児腎臓学会も参加され、エクリズマブを安全に使用するための「ソリリス使用時の注意・対応事項」が策定され、日本神経学会にも情報提供をいただき、2018年4月25日に本学会ホームページ上で公開しました(添付1)。
その後、ソリリス®ならびに、同じく抗補体(C5)モノクローナル抗体製剤であるユルトミリス®点滴静注(一般名:ラブリズマブ)は、「全身型重症筋無力症(免疫グロブリン大量静注療法又は血液浄化療法による症状の管理が困難な場合に限る)」の他、「視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発予防」の効能・効果につきましても承認となり(いずれも発売元:アレクシオンファーマ合同会社)、さらに、「全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)」に対し、補体(C5)阻害剤 ジルビスク®(ジルコプランナトリウム)(発売元:ユーシービージャパン株式会社)も承認されております。
この度、アレクシオンファーマ合同会社より、医療従事者向けに「髄膜炎菌感染症リスク管理の手引き」が作成されております(添付2)。
当該薬剤使用時には、お目通しいただき、髄膜炎感染症リスク管理にご留意いただきますようよろしくお願いいたします。

添付1 学会HPリンク(https://www.neurology-jp.org/news/news_20180109_01.html
添付2 「髄膜炎菌感染症リスク管理の手引き

令和7年11月15日
日本神経学会