神経内科専門医課題検討委員会実施のアンケートに関する御礼と御報告
日本神経学会会員各位
神経内科専門医課題検討委員会では、昨年末から本年1月19日までの期間、全会員を対象に「神経内科医の勤務環境、研修および専門医制度等に関する調査アンケート」を実施いたしました。その結果、2370名の会員の方々からご回答をいただき、アンケートの回収率は約28%でした。皆様のご協力に対しまして深く御礼を申し上げます。
皆様にご回答いただきました貴重な調査結果につきましては、当該委員会にて詳細を検討いたしておりますが、取り急ぎ御礼を申し上げるとともに、以下に調査結果の一部を御報告申し上げます。ご高覧いただけますと幸いです。
- (1)回答者の背景
- 年齢:20代 106名、30代 650名、40代 670名、50代 608名、60代 265名、その他 71名
- 性別:女性 523名、男性 1822名
- 神経学会専門医資格の有無:無 391名、有 1962名
- 神経学会専門医資格を有する回答者の専門医歴:平均 15.3年
- 内科学会の資格の有無:総合内科専門医 784名、認定医 1450名、なし 120名、無回答 16名
- (2)回答者の勤務先、業務内容
- 現在の勤務形態:研究機関勤務 493名、勤務医 1533名、開業医 165名、非常勤医師 112名、その他 57名
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職位:
大学の場合 合計959名(内訳:教授 148名、准教授 90名、講師 114名、助教 207名、その他の医員 87名、大学院生 193名、後期研修医 45名、初期研修医 2名、その他 73名)
勤務医の場合 合計1391名(内訳:院長ないし副院長 222名、部長ないし科長/医長 610名、その他の医員 395名、非常勤医師 124名、その他 40名) - 勤務地:都市部 1236名、郊外 748名、過疎地 126名
- 業務の中で、診療、研究、教育などに費やしている時間の割合:診療 66.2%、研究 14.9%、教育 8.9%、管理業務 9.1%、その他 0.9%
- 診療業務に使う時間の内訳:神経内科の業務 70.8%、神経内科以外の内科の業務 23.6%、その他の診療業務 4.6%
- 現在診療している神経内科領域の疾患で多いもの:1位 脳血管障害、2位 変性疾患、3位 認知症、4位 頭痛、5位 神経筋疾患
神経内科専門医課題検討委員会
委員長 吉良潤一