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新型コロナウイルス感染症s(COVID-19)への対応について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について(2020年4月6日掲載)

2020年3月30日掲載版 医療機関向けQ&AのA4の追記

医療機関向けQ&A

Q4:
新型コロナウイルス感染症に神経症状を合併することはありますか?
A4:
中国武漢からの報告によると,新型コロナウイルス感染症患者の約3分の1が,意識障害,筋障害,脳血管疾患を含む,何らかの神経症状を示し,軽症者に比べて重症者に増えることが示されています(未査読論文)。しかし,これらの神経合併症が直接的なウイルス侵襲によるものか,感染の二次的または全身的な影響によるものかはわかっていません。中国のポータルサイトで,北京の病院で脳炎1例を確認したことが報じられ,その後,その患者は回復して退院したと記載されています。日本でも山梨県で髄膜脳炎1例が確認されたことがメディアで報道されました。また,アメリカのデトロイトから新型コロナウイルス感染症に関連した急性出血性壊死性脳症(Acute Hemorrhagic Necrotizing Encephalopathy)の50代女性例が報告されました。現時点では新型コロナウイルスによる脳炎・脳症について確証のある報告例はまれであり,新型コロナウイルス感染症患者において神経合併症も大きな問題にはなっていないと思われますが,全世界で新型コロナウイルス感染症の拡大が続いており,感染対策を徹底し情報収集を継続する必要があります。

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