＜シンポジウム（3）―1―3＞神経疾患患者救済のための神経学会災害対策ネットワーク作り
神経学会への提言：福島での3年の経験をもとに
宇川 義一1）
1）福島県立医科大学医学部神経内科〔〒960-1295 福島県福島市光が丘1〕
この2年間の経験から，神経学会にお願いしたい現地からの要望，または神経学会がこれからすべき準備の一部，をまとめてみた．医学的急変の無いときには，慌てず一週間くらいは自宅で待機できるような準備に関する患者教育・準備すべきもののリストの作成．学会の中での，患者受け入れ可能な施設のリストの作成・輸送手段をふくめた災害ネットワーク構築とその予行演習．連絡手段の確保．薬剤に関するネットワーク作成．最後に，患者確認の方法と紹介状の受け渡しについても述べた．
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(臨床神経, 53：1152−1154, 2013)
key words：患者教育，病院リスト，搬送手段，本人確認，薬剤確保
（受付日：2013年5月31日）
