病態から治療へ-次の50年の進歩をめざして-

卒後教育セミナー

日本神経学会 第13回卒後教育セミナーの御案内

第52回日本神経学会学術大会(祖父江 元会長 名古屋)の前日に卒後教育セミナーを開催いたします。

当セミナーの主たる対象者は日本神経学会専門医試験の受験を目指している若手会員です。広い会場での講義形式で行います。

今回は従来通り、4テーマを選びました。

1. 「高次脳機能診察の基礎」では、斯界の権威である森 悦朗教授(東北大学障害科学専攻高次機能障害学)が登壇され、機械的な診察に流れがちな診察手技の有する意義を含めて解りやすくお話しくださいます。

2. 「神経遺伝学の基礎」では、神経分子遺伝学の専門家 瀧山嘉久教授(山梨大学 神経内科学)により、神経疾患における遺伝学の基礎と実地診療におけるその応用を御自身の豊富な経験を交えて話してい頂きます。

3. 「神経感染症の症候と治療」では、亀井 聡教授(日本大学 神経内科)に感染性中枢神経感染症について、先生御自身の広い学識と実地診療経験を踏まえてお話しして頂きます。試験対策や実地診療で非常に重要な領域です。

4. 「ニューロパチーの病理」では、小池春樹先生(名古屋大学 神経内科)に種々のニューロパチー病理を提示して頂きます。先生はFAPや今話題のAASN等について多数の原著を物し、BrainのScientific Commentariesへneuropathy総説を発表なさるなど、新進気鋭のneuropathistです。

上記の領域は日進月歩です。若手会員のみでなく、専門医会員にも日頃の知識のブラッシュアップに役立つ内容になっております。多くの会員の参加をお待ちしております。

日本神経学会卒後教育小委員会
委員長 中野今治

第13回神経学会卒後教育セミナー

日時:学術大会前日(平成23年5月17日(火) 12:50−16:25)
会費:3,000円 専門医クレジットなし

テーマ1 高次脳機能診察の基礎(12:55−13:45)

座長: 楠   進先生 近畿大学医学部 神経内科 教授
演者: 森  悦郎先生 東北大学大学院医学系研究科 障害科学専攻高次機能障害学 教授

テーマ2 神経遺伝学の基礎(13:45−14:35)

座長: 森  悦郎先生 東北大学大学院医学系研究科 障害科学専攻高次機能障害学 教授
演者: 瀧山 嘉久先生 山梨大学医学部 神経内科学講座 教授

テーマ3 神経感染症の症候と治療(14:45−15:35)

座長: 瀧山 嘉久先生 山梨大学医学部 神経内科学講座 教授
演者: 亀井  聡先生 日本大学医学部板橋病院 神経内科 教授

テーマ4 ニューロパチーの病理(15:35−16:25)

座長: 亀井  聡先生 日本大学医学部板橋病院 神経内科 教授
演者: 小池 春樹先生 名古屋大学 神経内科 助教

◆注意事項

テキストは印刷物ではなくpdfファイルでのご提供となります。5月上旬を目処にテキストのダウンロードサイトを設ける予定です。テキストのダウンロード方法などは、登録された方に追ってメールでお知らせします。セミナー当日は、ご自分で印刷したテキストを忘れずにお持ち下さい。当日参加の方につきましては、当日はテキストはお渡しできませんので レクチャー終了後にダウンロードしていただくことになります。このため、できるだけオンラインによる事前登録をお願いいたします。

卒後教育セミナー テキストダウンロードはこちらから(PDF 44.53MB)