日本神経学会は、我が国の神経内科医と神経学研究者を会員とする臨床系医学会であり、定款で定めた学会の目的を果たすため、以下のような事業(主な事業)を行っています。
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学術研究会、学術講演会の開催
- (1)学術大会の開催
毎年1回(例年5月)東京初め全国各都市で学術大会と総会を開催しています。 - (2)地方会開催
各地方会支部が主催して、各地区ごとに年2回から4回学術講演会などを開催しています。
- (1)学術大会の開催
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学会誌の発行
- (1)臨床神経学刊行
機関誌「臨床神経学」を毎月刊行しています。 - (2)神経疾患治療ガイドライン等の策定
脳卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、てんかん、筋萎縮性側索硬化症、頭痛、認知症の治療ガイドライン、および遺伝子診断に関するガイドラインを刊行し、必要な時期に改訂を行っています。刊行したガイドラインは、本ホームページで閲覧することができます。
- (1)臨床神経学刊行
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一般の方を対象とした活動
一般の方を対象とした市民公開講座を、毎年全国4~5地域で開催しています。
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専門医及び教育施設の認定
- (1)専門医試験と認定更新
本学会は、わが国の神経内科医療の質的量的向上に貢献するため、専門医制度(日本神経学会専門医制度)を設け、知識と技術と医療倫理において、優れた神経内科医を育成しています。
専門医になるためには、学会が行う筆記試験(1次試験)と口頭試問、実技試験(2次試験)に合格する必要があります。また、試験に合格して認定された専門医の質的レベルを維持するため、5年ごとに審査して、認定を更新する制度を取り入れています。 - (2)教育施設認定
若手の医師を養成するため、教育体制が整った病院を、教育施設として認定する制度を運用しています。また、教育施設には、学会が認定する指導医を配置することを求めています。
- (1)専門医試験と認定更新
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会員を対象とした教育事業
会員を対象として、専門医取得者を対象とした生涯教育講演会(講演会およびハンズオンセミナー)や専門医試験を目指す神経内科医を対象とした卒後教育セミナーを開催しています。
また、学部学生を対象としたDVD等、教材の作成を行っています。 -
国際交流活動
国際神経学連盟に役員を送り、国際交流と世界的な神経内科医療の普及と向上に貢献しています。
また、アジア地域では、毎年、日韓合同シンポジウムを開催し、韓国神経学会との交流をはかり、近年は台湾や中国とも交流と協力を強化しています。 -
神経内科医療への社会貢献と提言
日本全国で国民が必要な時に良質の神経内科医療を受けることができるように、神経学(神経内科学)の教育、研究、医療の整備と普及に努め、必要に応じて提言を行っています。