臨床神経学

<シンポジウム(4)―7―1>不随意運動の病態生理

不随意運動オーバービュー

宇川 義一1)

1)福島県立医科大学神経内科学講座〔〒960-1295 福島県福島市光が丘1番地〕

振戦,ミオクローヌス,ジストニアに関する講演の前に,不随意運動一般について簡単にまとめた.不随意運動とは,自分の意図とは関係なくおきる病的な運動ということになるだろう.不随意運動の分類は,動きの時間的規則性(リズムの規則性)と動きのパターンの規則性(stereotype)に基づきおこなわれている.不随意運動の記録は“百聞は一見にしかず”というように,記録に残すにはビデオ記録が最適である.
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(臨床神経, 53:1273−1274, 2013)
key words:不随意運動,リズム,ステレオタイプ,パターン

(受付日:2013年6月1日)